【実機レビュー】ロジクール MX KEYS KX800を2年使用して分かったメリット・デメリット
はじめに
毎日長時間キーボードを使う仕事をしているなら、キーボード選びは作業効率に直結する重要な問題です。
普段から私はWebライティングやプログラミングなど、1日8時間以上キーボードを叩く仕事をしています。そんな環境で約2年間、ロジクール アドバンスド ワイヤレスキーボード KX800 MX KEYSを使い続けてきました。
この記事では、実際に使用して分かった本当のメリットとデメリット、そしてどんな人におすすめなのかを徹底的にレビューします。
この記事を読めば分かること:
- MX KEYS KX800の実際の使用感と打鍵感
- 2年使って感じた本当のメリット・デメリット
- 価格に見合う価値があるのか
- どんな人に最適なキーボードなのか
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MX KEYS KX800とは?ロジクール最上位シリーズの実力
ロジクール MX KEYS KX800は、ロジクールの最上位シリーズ「MXシリーズ」に属するワイヤレスキーボードです。
プロフェッショナル向けに設計されたこのキーボードは、デザイン性と機能性を両立させた製品として、多くのクリエイターやエンジニアから支持されています。
基本スペックと特徴
| 製品名 | ロジクール アドバンスド ワイヤレスキーボード KX800 MX KEYS |
| キーレイアウト | 113キー 日本語JIS配列 フルサイズ |
| キースイッチ方式 | パンタグラフ方式 |
| キーピッチ | 19mm(標準) |
| キーストローク | 1.8mm |
| 接続方式 | Bluetooth / USBレシーバー(Unifying対応) |
| 対応OS | Windows、macOS、Linux、Chrome OS、Android、iOS、iPadOS |
| マルチデバイス | 最大3台まで登録・切り替え可能 |
| 充電ポート | USB Type-C |
| バッテリー持続時間 | バックライトON:最大10日 / OFF:最大5ヶ月 |
| 本体サイズ | 430.2mm × 131.63mm × 20.5mm |
| 重量 | 810g |
| カラー | グラファイト |
| 価格 | 14,500円(税込・メーカー希望小売価格) |
開封レビュー:高級感あふれるパッケージと同梱品
外箱から感じる高級感
MX KEYSを手にした瞬間、まず驚くのがその重量感です。
外箱、中箱、さらに包装紙と、三重に梱包されており、開封する前から製品の高級感が伝わってきます。
中箱のフタ裏には、接続方法が分かりやすいイラストで描かれており、説明書を読まなくても直感的に使い方が理解できる工夫がされています。
同梱品
パッケージには以下が同梱されています:
- MX KEYSキーボード本体
- Unifying USBレシーバー
- USB Type-C充電ケーブル
- 保証書・取扱説明書
USB Type-C充電に対応しているのは、2025年現在の標準として大きなメリットです。
多くのデバイスがType-Cに統一されつつある中、ケーブルを共通化できるのは地味に便利です。
外観とデザイン:薄型なのに重厚感のある作り
マットな質感と高級感のあるデザイン
MX KEYSの本体はメタルプレートで構成されており、非常に頑丈な作りになっています。
キートップはつや消しマット調のコーティングが施されており、指紋が目立ちにくく、高級感を感じさせる仕上がりです。
全体的に落ち着いたグラファイトカラーで統一されており、オフィス環境でも自宅でも馴染むデザインになっています。
薄型ながら810gの重量がもたらす安定感
本体の厚みは最薄部で約5mm、最厚部でも20.5mmと非常に薄型です。
しかし重量は810gとかなりずっしりしています。
この「薄くて重い」という一見矛盾した設計が、実は素晴らしい使用感を生み出しています。
タイピング中にキーボードがズレることは一切なく、まるでデスクと一体化しているような安定感があります。
背面には6つの滑り止めゴムが配置されており、5.5度の傾斜が固定されています。
角度調整機能はありませんが、この角度が絶妙で、長時間使用しても手首が疲れにくい設計になっています。
特徴的な球状のキートップのくぼみ
MX KEYSの最大の特徴とも言えるのが、各キートップに設けられた球状のくぼみです。
購入当初は「これってそんなに意味あるの?」と半信半疑でしたが、2年間使用して、他のキーボードと交互に使うようになって初めてその価値に気づきました。
このくぼみが指先を優しく受け止め、自然とキーの中心に指を誘導してくれるため、ミスタイプが驚くほど減少しました。
長時間のタイピングでも疲れにくく、指の位置がズレにくいのです。
接続とセットアップ:簡単ペアリングとマルチデバイス対応
BluetoothとUSBレシーバーの2つの接続方式
MX KEYSは2つの接続方式に対応しています:
1. Bluetooth接続 初回電源投入時はペアリングモードになっているので、接続したいデバイスのBluetooth設定画面から「MX KEYS」を選択するだけで接続完了です。
2. Unifying USBレシーバー Bluetooth非対応のPCや、会社のセキュリティポリシーでBluetoothが使えない環境では、付属のUSBレシーバーで接続できます。
最大3台のデバイスを簡単切り替え(Easy-Switch)
MX KEYSの非常に便利な機能が「Easy-Switch」です。
最大3台までのデバイスをペアリングでき、キーボード左上のボタンでワンタッチ切り替えが可能です。
私の使用例:
- デバイス1:メインのWindows PC(仕事用)
- デバイス2:MacBook(クリエイティブ作業用)
- デバイス3:iPad(ブログ執筆やメモ用)
WindowsとMacを頻繁に切り替えながら作業する人や、タブレットでも本格的にタイピングしたい人には、この機能だけでも購入する価値があります。
使用感と打鍵感:静音性と心地よいタイピング
薄型なのに打鍵感が素晴らしい
キーストロークは1.8mmと浅めですが、パンタグラフ方式の採用により、安物の薄型キーボードにありがちな「ペチペチした頼りない打ち心地」とは一線を画しています。
キーを押すと、適度な反発力とともに「カタカタ」という心地よい音が響きます。
メカニカルキーボードほどの押し込み感はありませんが、確実にキーを押した感覚が指に伝わってきます。
Apple純正のMagic Keyboardや、一般的な薄型キーボードと比較しても、明らかに上質な打鍵感を実現しています。
静音性が高くオフィス環境でも気にならない
オフィスで使用する上で重要なのが静音性です。
MX KEYSのタイピング音は非常に静かで、「コトコト」という控えめな音しかしません。
メカニカルキーボードや東プレのリアルフォースなどと比べると、圧倒的に静かです。
会議中の電話や、静かなコワーキングスペースでも周囲を気にせず使用できます。
静音性と打鍵感の両立という点で、オフィス向けキーボードとしては最高峰と言えるでしょう。
長時間タイピングでも疲れにくい設計
1日8時間以上タイピングする日も多いですが、手首や指が疲れることはほとんどありません。
その理由は:
- 球状のくぼみによる指のフィット感
- 適度な傾斜角度(5.5度)
- キーの安定性(ぐらつきがない)
- 薄型設計による手首への負担軽減
長文ライティングやプログラミングなど、長時間のタイピング作業が多い方には特におすすめです。
スマートイルミネーション:実用的なバックライト機能
手の接近を感知して自動点灯
MX KEYSには「スマートイルミネーション」機能が搭載されており、キーボードに手を近づけると自動的にバックライトが点灯します。
周囲の明るさを感知して輝度を自動調整してくれるため、暗い部屋でも明るいオフィスでも常に最適な明るさで作業できます。
バッテリー持続時間への影響
バックライトをONにした状態でのバッテリー持続時間は最大10日間です。
一方、バックライトをOFFにすると、なんと最大5ヶ月(20週間)も充電不要で使用できます。
この圧倒的なバッテリー性能は、充電の手間を大幅に削減してくれます。
明るい環境で使用することが多い方は、バックライトをOFFにしておけば、ほぼ充電を忘れてしまうレベルのバッテリー持ちです。
便利な機能とカスタマイズ
電卓とスクリーンショット専用キー
テンキーの上部には、電卓とスクリーンショット(Windows Snipping Tool)の専用キーが配置されています。
ワンタッチで電卓を起動できたり、スクリーンショットを取得できるのは、地味ですが非常に便利です。
特にスクリーンショットは仕事で頻繁に使うため、この専用キーは大きな時短になっています。
Logi Options+による高度なカスタマイズ
ロジクール公式の無料ソフトウェア「Logi Options+」を使用することで、ファンクションキーや各種ボタンに様々な機能を割り当てることができます。
カスタマイズできること:
- F1~F12キーへのアクション割り当て
- 50種類以上のプリセットアクションから選択
- 任意のショートカットキーの登録
- アプリケーションごとの設定変更
例えば、動画編集ソフトを使用している時は再生/停止のショートカット、Chromeを使用している時はタブ切り替えなど、アプリケーションに応じて最適なキー配置を設定できます。
この柔軟なカスタマイズ性は、クリエイティブ作業や開発作業の効率を大幅に向上させてくれます。
Logicool Flowで複数PC間をシームレス操作
MXシリーズのマウス(MX Master 3やMX Anywhere 3など)と組み合わせると、「Logicool Flow」機能が使えます。
これは、マウスカーソルを画面端に移動するだけで接続先PCを自動切替し、キーボードも連動して切り替わる機能です。
複数台のPCを同時に使う環境では、作業効率が劇的に向上します。
1年使用して分かったメリット
メリット1:静音性と打鍵感の完璧なバランス
オフィス向けキーボードで最も重要な「静音性」と「打鍵感」を高いレベルで両立しています。
メカニカルキーボードは打鍵感は最高ですが音が大きい。
安物の薄型キーボードは静かですが打鍵感が貧弱。
MX KEYSはその中間の最適解を提供してくれます。
メリット2:球状くぼみによるミスタイプの劇的な減少
最初は気づきませんでしたが、長期間使用することで、この「球状のくぼみ」の真価が理解できました。
他のフラットなキーボードと比較すると、MX KEYSではミスタイプが明らかに少なく、タイピング速度も向上しました。
指が自然とキーの中心を捉えてくれるため、ブラインドタッチの精度が上がります。
メリット3:マルチデバイス&マルチOS対応の柔軟性
WindowsでもMacでもiPadでも、全て同じキーボードで快適に操作できるのは想像以上に便利です。
デバイスごとにキーボードを用意する必要がなく、デスク周りがスッキリします。
また、どのデバイスでも同じ打鍵感で作業できるため、切り替え時の違和感がありません。
メリット4:圧倒的なバッテリー持続時間
バックライトをOFFにすれば最大5ヶ月も充電不要というのは、実際に使ってみると非常に快適です。
充電を気にする必要がほとんどなく、バッテリー残量が少なくなるとOS側に通知してくれるため、突然使えなくなる心配もありません。
メリット5:重量による抜群の安定感
810gという重量は持ち運びには不向きですが、デスク据え置きで使う分には最高のメリットになります。
激しいタイピングをしてもキーボードが微動だにせず、まるでデスクと一体化しているような感覚で作業できます。
この安定感は、軽量キーボードでは絶対に得られません。
メリット6:高度なカスタマイズ性
Logi Options+による柔軟なカスタマイズは、一度使うと手放せなくなります。
特に複数のアプリケーションを使い分ける仕事をしている人にとって、アプリごとに最適化されたショートカット設定は作業効率を大きく向上させます。
2年使用して分かったデメリット
正直なところ、MX KEYSに致命的な欠点はほとんどありません。
それでもあえて重箱の隅をつつくレベルで気になった点を挙げます。
デメリット1:Windows&Mac両対応のキー配列が中途半端
WindowsとMacの両方に対応するため、左下のCtrl/Alt/Commandキー周辺には両OSの刻印が併記されています。
どちらか一方のOSしか使わない人にとっては、刻印が煩雑で分かりにくく感じることがあります。
特に「Ctrl + C」などのショートカットを押す際、慣れるまでは若干の違和感があります。
対策:
…1~2週間も使えば慣れるレベルの問題です。
デメリット2:角度調整機能がない
背面に角度調整用の足(スタンド)がなく、5.5度の傾斜で固定されています。
個人的にはこの角度で全く問題ありませんが、キーボードの角度にこだわりがある方には選択肢がないのがマイナスポイントかもしれません。
デメリット3:フルサイズゆえのマウス位置の遠さ
テンキー付きのフルサイズキーボードのため、マウスの位置がかなり右側に追いやられます。
普段からテンキーをあまり使わない方や、コンパクトなデスク環境の方には、テンキーレス版の「MX KEYS mini KX700」の方が適しているかもしれません。
デメリット4:ファンクションキーの区切りがない
F1~F12のファンクションキーが等間隔で並んでおり、5個ごとの区切りがありません。
また、ファンクションキーと数字キーの間隔も狭めなので、慣れるまではF6を押すつもりが7を押してしまうようなミスが発生することがあります。
ただし、これも1週間程度で慣れました。
デメリット5:USBレシーバーの収納場所がない
付属のUnifying USBレシーバーを使わない場合、収納場所がないため紛失のリスクがあります。
他のワイヤレスキーボードには本体裏側にレシーバー収納スペースがあるものもあるので、この点は改善の余地があります。
デメリット6:持ち運びには不向き
810gという重量と、フルサイズの筐体のため、持ち運びには全く向いていません。
MX KEYSは完全に据え置き使用を前提に設計されているため、モバイル用途を考えている方は別のキーボードを選ぶべきです。
価格は妥当?コストパフォーマンスを検証
定価14,500円は高い?安い?
正直に言って、キーボードとしては高価格帯の製品です。
一般的なワイヤレスキーボードが3,000~5,000円程度で購入できることを考えると、約3~5倍の価格設定です。
しかし、2年間毎日使用した結論として、価格に見合うだけの価値は間違いなくあると断言できます。
長期的なコストパフォーマンス
1日8時間、週5日使用すると仮定すると:
- 1年間の使用時間:約2,080時間
- 時間あたりのコスト:約7円
この計算で考えると、仕事道具としては十分にリーズナブルな投資です。
さらに、MX KEYSは非常に頑丈な作りで、1年使用してもキーのぐらつきや劣化は全く感じません。
おそらく3~5年は問題なく使用できるでしょう。
仕事の生産性向上という視点
タイピング速度の向上、ミスタイプの減少、疲労の軽減により、1日あたり10分でも作業効率が上がれば、月換算で約3.5時間の時短になります。
時給換算で考えれば、数ヶ月で元が取れる計算になります。
毎日長時間キーボードを使う仕事をしている方にとって、MX KEYSは「投資」として十分に価値があります。
どんな人におすすめ?最適なユーザー像
強くおすすめできる人
1. 長時間タイピングする仕事の人
- Webライター、ブロガー
- システムエンジニア、プログラマー
- データ入力業務が多い職種
- 文書作成が中心の事務職
2. 複数デバイスを使い分ける人
- WindowsとMacを両方使う
- PC作業とタブレット作業を頻繁に切り替える
- 仕事用PCと個人用PCを併用している
3. 静音性を重視する人
- オープンオフィスで働いている
- 在宅勤務で家族への配慮が必要
- コワーキングスペースを利用している
- 深夜の作業が多い
4. デスク環境にこだわる人
- 見た目の統一感を重視
- 高品質なガジェットを好む
- MXシリーズの他製品(マウスなど)を使用している
あまりおすすめできない人
1. 持ち運びを前提とする人 重量810gで持ち運びには不向きです。モバイル用途なら他のキーボードを選びましょう。
2. メカニカルキーボードの打鍵感を求める人 MX KEYSはパンタグラフ方式で打鍵感は優秀ですが、メカニカルキーボード特有の「カチャカチャ」という深い押し込み感を求める方には物足りないかもしれません。
3. 予算が限られている人 14,500円という価格は決して安くありません。予算が厳しい方は、もう少しリーズナブルなキーボードから始めることをおすすめします。
4. テンキーが不要な人 フルサイズのキーボードなので、テンキーを使わない方にはスペースの無駄になります。その場合は、テンキーレス版の「MX KEYS mini」を検討しましょう。
競合製品との比較
Apple Magic Keyboard vs MX KEYS
Apple Magic Keyboard:
- 価格:約14,000円
- デザイン:洗練されたシンプルなデザイン
- 打鍵感:浅く軽い打鍵感
- マルチデバイス:非対応
- カスタマイズ:限定的
MX KEYS:
- 価格:14,500円
- デザイン:プロフェッショナルな高級感
- 打鍵感:深みのある心地よい打鍵感
- マルチデバイス:最大3台対応
- カスタマイズ:高度なカスタマイズ可能
結論:
Mac専用で使うなら好みの問題ですが、複数デバイスで使う、またはカスタマイズ性を求めるならMX KEYSの圧勝です。
東プレRealForce vs MX KEYS
東プレRealForce:
- 価格:20,000~35,000円
- キー方式:静電容量無接点方式
- 打鍵感:最高峰の打鍵感
- 接続:有線のみ
- 重量:約1.1kg~1.4kg
MX KEYS:
- 価格:14,500円
- キー方式:パンタグラフ方式
- 打鍵感:優秀だが東プレには及ばず
- 接続:ワイヤレス(Bluetooth/USBレシーバー)
- 重量:810g
結論:
打鍵感だけを追求するならRealForceが上ですが、ワイヤレス、マルチデバイス、静音性、価格など総合的にはMX KEYSの方が万能です。
2年使用後の総合評価とまとめ
最終的な結論
ロジクール MX KEYS KX800は、毎日長時間キーボードを使う仕事をしている人にとって、投資する価値のある最高峰のワイヤレスキーボードです。
14,500円という価格は決して安くありませんが、1年間使用して一度もこの購入を後悔したことはありません。
むしろ、「もっと早く買っておけばよかった」と思っています。
静音性と打鍵感の完璧なバランス、マルチデバイス対応の柔軟性、長時間使用でも疲れにくい設計、圧倒的なバッテリー持続時間——すべてが高いレベルでまとまっており、仕事道具として信頼できる製品です。
特に、WebライターやシステムエンジニアなどのITワーカー、長文を書く機会が多い方には、自信を持っておすすめできます。